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城戸・笹部研究室

有機EL最新情報

2013年09月04日
有機EL照明、普及へ着々 行政の補助制度充実 米沢

河北新報より:

 

有機エレクトロルミネッセンス(EL)の研究・開発を先導する山形大工学部がある山形県米沢市で、有機EL照明の普及に向けた動きが活発化している。受注生産に取り組む市内の企業団体に引き合いが相次ぎ、市や山形県の補助制度が後押しとなり、照明を設置する店舗や公共施設が増えている。

<「一品もの」生産>

 米沢市の5社と山形県工業技術センター置賜試験場などは3月、「有機EL照明実用化研究会」を設立した。受注生産による「一品もの」の有機EL照明を手掛ける。薄くて軽く、自然光に近い面発光という特長を広め、市場性を高めるのが狙いだ。


 参加企業はルミオテック(照明用有機ELパネル製造)、タカハタ電子(電機)、小泉創芸(装飾)、林木工芸(木製照明器具製造)、米沢小高工業(金属加工)。デザインから製造、出荷まで一体的に対応できる態勢を整えた。

<7件の受注成功>

 6月に山形市にある県の文化学習施設に納入したのを皮切りに、米沢市の飲食店にも設置するなど、これまでに7件の受注に成功した。現在、来春開学予定の県立米沢栄養大(仮称)向けに3基を製造中。さらに、市内外の公共施設や飲食店などから二十数件の引き合いがあるという。
 普及へのネックの一つは価格。85センチ四方の照明器具で約120万円となることから、行政は商品開発と普及を支援する補助制度を設けている。
 米沢市は2011年度から取り組んでおり、本年度は事業所や店舗に対し、製品購入費の2分の1(上限20万円)を交付する。山形県は本年度から2カ年、市町村が購入する場合は2分の1(同125万円)、民間企業、団体の場合は3分の2(同166万6000円)を補助する。
 実用化研究会の世話人で、タカハタ電子顧問の和田宏さん(70)は「補助制度の期間中に、有機EL照明の良さをいかに知ってもらうかが普及の鍵。企業側のコストダウンの取り組みも不可欠だ」と話している。

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