有機EL 知事室照らす
県庁の知事室と貴賓室の天井に今月から、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)照明が取り付けられ、国内外の訪問客らを明るく照らしている。有機ELの普及推進を図る県の事業の一環で、吉村知事自らPRするのが狙い。
県工業戦略技術振興課によると、米沢市のルミオテックが製造した白色発光パネル計81枚で、工事代を含めて費用は約1000万円。照明は知事室に4台、貴賓室に3台設置されている。
知事は「見てもらった方が早いと思って設置した。とにかく、これを売らなくてはと思っている。皆さんの家庭でもぜひ使ってほしい」と来る人ごとに呼びかけ、リモコンを手に光の強さを調整してみせるなど、かなりの張り切りようだ。
同課も「有機ELの普及は知事の肝いりで進められており、知事室はトップセールスをするのに最適な場所」と期待を寄せている。
(2013年11月19日 読売新聞)