山形大学HPより:大学院理工学研究科 城戸 淳二 卓越研究教授が、紫綬褒章を受章
平成25年秋の褒章において、山形大学大学院理工学研究科 城戸 淳二 卓越研究教授が、紫綬褒章を受章しました。
城戸教授は、平成5年、世界で初めて白色有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子を開発し、注目を集めました。その後も研究を積み重ねることにより実用化レベルにまで発展させ、今日の世界的な製品開発に大きく貢献したことが評価されました。
有機ELとは、プラスチックのような高分子化合物などの有機物を素材に電流を通して自発光させることができる発光素子で、TVなどのディスプレイに使う際バックライトを必要とせず、そのため極限の薄さが可能になります。教授が開発した白色有機ELは、夢の次世代ディスプレイへの道を切り拓いただけでなく、省エネルギーかつ紫外線が出ないなどの優れた性質を持つため、照明機器などへの応用が進んでいます。
<結城章夫学長のコメント>
本学教員が紫綬褒章を受章したことは、大学としても大変名誉なことで喜びに堪えません。これまでの城戸教授の研究が、改めて認められ評価された結果と思います。
大学としては、今後より一層、教育研究の充実を図って参りたいと思います。
なお、伝達式は、11月13日(水)に東京、如水会館で行われる予定です。
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城戸先生、受章おめでとうございます!益々のご活躍を期待しています! By 研究室一同