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城戸・笹部・千葉研究室

ラボニュース

2006年09月19日
城戸研究室新装開店!

城戸研に新たにスタッフが加わりました。

 


平成元年に山形大学工学部に着任し、助手、助教授、教授とたった一人で仕事をしてきました。もちろん、助手の頃は教授、助教授の先生と同じでしたが、基本的には自分のテーマである有機ELは自分一人でここまで立ち上げました。(えらい!)
最近ではスタッフ、学生、研究員ふくめ総勢で40名を越える大所帯となり、一人での運営は限界でした。そこで、学科、学長のはからいで助教授、助手、それに特任教授の籍を付けてもらうことができました。(うれしすぎる!)

 

まず、7月1日に助手の夫勇進(プ ヨンジン)氏が着任です。有機半導体材料の合成の専門家を公募したところ、6名の応募があり最終選考まで残ったのが夫さんです。プーさんと呼んでやってください。π共役ポリマーの合成や発光性デンドリマーなどの合成のプロです。

 

大阪生まれの大阪育ちで、私と同郷ということになりますが、私の出身地は東大阪市という東京でいえば田園調布のようなところですが、夫さんは西成という下町です。私と同じ早稲田の高分子研究室出身で、山形大に来る前の2年間はイギリスのオックスフォードにいました。日本語、韓国語、英語のトリリンガルです。鍛えてやってください。

 

8月1日には助教授の中山健一氏が着任しました。こちらはデバイスの専門家で公募したところ、6名の応募があり、最終選考まで残ったのが中山さんです。有機ELを含む有機半導体デバイスの分野では多くの助手の方が研究されてますが、私の目から見たところ、若手のトップ3に間違いなくランクされる人です。有機トランジスタ、太陽電池など有機半導体デバイスを幅広く網羅し、特に縦型トランジスタでは世界一のチャンピオンデータをたたき出すエキスパートであります。
出身は神戸で、大学、大学院と大阪で、100%阪神地区純粋培養です。米沢になじめるか心配です。

 

そして、8月1日に特任教授として大阪大学客員教授の横山正明先生に着任いただきました。横山先生はこの3月に大阪大学を定年退職され、客員教授として大学に籍を置かれてますが、山形大学において特任教授としてご指導いただくことになりました。この特任教授籍は、山形大学における初の試みで、特別に予算を学長から付けてもらいました。
仙道先生ありがとう。
横山先生は、ご存知のとおり日本の有機半導体の本流を継ぐ先生であり、元祖であり、本家でもあります。このような先生においでいただけるとは、夢にも思っておりませんでした。心強いことです。

 

以上、スタッフが4名になり、しかも材料からデバイス、理論まで有機半導体の分野をすべて網羅する研究室となりました。「城戸研究室」もこれからは「有機エレクトロニクス研究室」として新装開店し、これからさらに研究開発を加速し、この分野に貢献させていただきます。


 

ご支援の程よろしくお願いいたします。

 


有機エレクトロニクス研究室
教授 城戸淳二

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