「城戸ワイン」ってナニッ??
てお思いでしょうが、今回はこだわりワインの話からスタートです。仕事柄、外食する機会が多くて、しかもお酒がはいることが多いきょうこの頃ですが、好んで飲むのはワインと焼酎ですね。もちろん、いただく食事に合うお酒でしたら日本酒でもテキーラでもマオタイでもなんでもこいですが、あえて選ぶとしたら赤ワインと芋焼酎でしょうか。ウイスキーならバーボンです。芋焼酎も昔ながらの香りのきついのが好きで、なんでもクセとか個性があるのが好きなんです。ワインなら赤ですね。ただ、味に関しては、ソムリエのように、専門用語を用いて評価できるわけでもなく、ハズカシながら「おいしい」、「まあまあ」、「おいしくない」、の三段階評価です。
そんな私が、自分自身満足できるワインを楽しむために、
とうとう、ワイナリーを始めてしまいました…
場所はワインブドウの産地で有名な長野県塩尻です。やっぱり、国産、地元の素材にこだわらないといけません。そして、名前もズバリ「Kidoワイナリー」としたのです。(写真1)実は、オープンしてすでに2年目で、こだわりにこだわりまくったワインを造っています。(写真2)
(写真1) | (写真2) |
というのは冗談で…
この連休中にたまたまガイドブックで見つけたワイナリーに信州旅行の途中に立ち寄っただけでした。「城戸」って名前は結構レアで、私自身、この47年間で親戚以外に「城戸」さんってお目にかかったのは、現在、有機エレクトロニクス研究所にお勤めの城戸隆さんだけですね。だから、城戸ワイナリーって見つけて、うれしくなって滞在していた長野県の野沢温泉から塩尻まで愛車をぶっ飛ばしてワインを買いに行っちゃいました。
期待どおり、Kidoワイナリーって、すごく感じのいい、センスのいい、家族経営のちっちゃなワイナリーで、オーナー夫婦と、オーナーのお父さんの3人でブドウの栽培から、熟成、販売までされてます。 リンクはこちら→http://www.shiojiri.ne.jp/~kidoaki/
オーナーの城戸亜紀人さんは、山梨大学大学院で醸造学を学び、塩尻のワインメーカーに就職、醸造課長を務められ、2004年11月にワイナリーをオープンされました。もちろん(?)、奥さんはブドウ栽培農家のお嬢様です。人生、ワインにドップリつかってるって感じですね。ワイン造りに、とにかくこだわり、本物を目指されてます。「日本のワインをかえる新星たち」の3人の一人と紹介され、業界では注目されている存在なんです。こんなすごい人とは知らなかっっっっった。 リンクはこちら→ http://www.rakuten.co.jp/midoriya/573432/582610/
城戸亜紀人さんは「心の底から本当に美味しいと信じるワインを造る」のが信条で、輸入ワインをブレンドしたりせず、地元桔梗ケ原のブドウしか使わないのです。何だか、有機EL一直線の城戸淳二にちょっと似ているところが合って、名前以外にも共通点を見いだしてしまいました。地方から世界を目指すって、すばらしいじゃないですか、感動しました。
今回は、メルローを中心に10数本買い込んで帰り、すでに1本開けましたが、「おいしい」でした。しかし、こんな感想しか書けない自分が悲しすぎる…。
とにかく、がんばってくださいっ!
こだわり食品と言えば、米沢近辺では「セゾンファクトリー」でしょうか。米沢市の隣の高畠町の山間の小さなジャム工場です。
季節に合わせたジャムやドレッシング、ジュースなど、こだわりにこだわった素材と製法を貫いておられます。詳細はホームページのぞいてください。 リンクはこちら→ http://www.saisonfactory.co.jp/ 私も一度、工場へうかがい斎藤明彦社長に工場を案内いただき、その物作りにおける哲学というものをお伺いしました。同年代なんですが、私と違って一本芯が通っていて、きわめて興味深く、魅力的な人です。
若い頃はかなりヤンチャだったみたいで、その仲間と作ったのがこの会社らしいです。(らしい、って言うのは本人に確認したわけはないんで) とにかく、素材にこだわり、製法にこだわり、パッケージにもこだわり、売り方にもこだわる。社員の皆さんは、さわやかで気持ちいい対応で、制服もシャレてますし、もちろん女性はみな素敵な方ばかりです。それだけでも工場見学の価値アリですね。私はセゾンファクトリーのファンです。
ここだけの話ですが、都内の超一流ホテルのレストランのジャムやジュースが、ここの製品です。また、都内のデパ地下にショップがあったりで、最近では山形以外でも手に入るようになりました。ぜひ、一度お試しいただきたいと思います。
最後にもうひとつ、城戸のこだわりを紹介したいと思います。
実は、今回の信州旅行ではどうしても行かなければならないウナギ屋がありました。
それは、飯山市の「本多」というお店です。http://www2.ocn.ne.jp/~unadon/
実は、城戸は早大学生時代にスカーゼスキークラブという競技スキークラブに所属しておりました。早稲田で一番強い硬派のスキークラブです。志賀や野沢に行く時には、かならず飯山の「本多」に立ち寄ったもんです。学生の身分でウナギですから、それはとてもトテモ贅沢なことで、信州に行く楽しみの一つでもあり、今でもあの味が脳のシワに深く刻み込まれてるのです。20数年ぶりに信州に行くもんですから、ここだけは外せませんでした。しかし、店名を忘れていたので、当時の仲間にメールで問い合わせたんです。インターネットはこんな時便利ですね。
【城戸淳二】
スカーゼの皆さん
飯山のウナギは「本多」でよかったのでしょうか?
ゴールデンウィークに信州に2泊3日で行くのですが、飯山のウナギに再会し
たいと思っております。
どなたか、まじめな返事待ってます。
城戸
PS 1泊はあの片桐幹男のペンションなので、ひさしぶりにダウンヒルの何
たるかを教えてあげるつもりです。
あとづけ城戸の脚注:片桐幹男さんって、オリンピック出場経験のある日本を
代表するダウンヒラーでした。陰でこんなこと言ってすいません。(このホー
ムページ見てるわけないか)
【タカダ・マスコ(仮名)】
こんばんは。
> 飯山のウナギは「本多」でよかったのでしょうか?
そうです。「本多」だったはず。
いいな~飯山のうなぎ、我が家でも食べたいものの1位です。
かならず、「汁飯」をお代わりしてくださいね。
今も二階の座敷があれば二階で食べることをオススメします。
では。
脚注1:タカダ・マスコは女性部員。スキーがダントツにうまかった。しか
も、スカーゼきっての美人スキーヤー。スカーゼの歴史の中でもダントツの美
人でしょう。しかも、性格はおしとやかで、明るくて、ほがらかで、気前が良
くて…。今は人妻、あとで出てくるタカダ・マスオの妻で2児の母親。大学生
の子供がいるとは思えない若さを保っているのには、何か秘訣でもあるのか。
見た目は27~8歳ぐらい。まだ、3人くらい子供産めそう。
脚注2:「汁飯(しるめし)」とは、正式名称を「タレご飯」という。鰻丼の
ウナギ抜きのことです。腹ペコ運動部員の私たちは、鰻丼を一杯とタレご飯を
一杯注文し、鰻丼の2枚あるウナギの1枚を平行移動して、タレご飯の上に乗
せて鰻丼に変身させ、腹いっぱい鰻丼を食べてたのでした。ちなみに、昔も今
も「タレご飯」はメニューにはありません。今は一杯300円です。
【ノグチ・ケンジ】
マスコ、いい情報をありがとさん。
我が家も、時間があったらGW中に飯山のうなぎを食べに行こうと思ってました。
10年位前かな?無性に本多に行きたくなって、嫁と行きましたが相変わらず
美味かったですよ。
嫁が「何で飯山で鰻なの?」と不思議がっていました。
今年は、社会人になって初めてのGWを、菅平のロッジシーゲルで過ごします。
流石に雪は無いから、来シーズンに向けて陸トレやってきます。
皆さんOB戦で会いましょう!
PS.サクランボツアーの日、もう有給申請してしまいました。
皆さんも、ドタキャンの無いようお願いします。
脚注1:ノグチは、少し前までデパートで店長やってた。だから、連休なかっ
たの。いまは、転職して人材派遣会社に務めてます。
脚注2:サクランボツアーとは、この6月にこいつらが山形に泊まりがけでサ
クランボ狩りと米沢牛を食べに来ると言うのです。ちょっと、心配。
【タカダ・マスオ】
タカダです、こんにちは。
飯山の鰻、いいねー!食べたいです。
でも、キタムラタさんみたくシルメシだけ何杯もオカワリするようなこと
はちょっと下品なのでやめましょう。
ノグチへ、
筋肉は何歳になっても向上するって何かに書いてあったので、ロッ
ジシーゲルで腹筋側筋背筋をやるようにして下さい。コンマ1秒は
速くなると思います。
さくらんぼツアーは万難を排して参加します。
タカダ
脚注1:最初に出てきたタカダ・マスコの夫。キャノピー販売(仮名)で何か
売ってます。何も売ってないかも。
脚注2:キタムラタさんとは2年上の先輩。鰻丼1杯でタレご飯を何杯も食べ
るなんて、いくら学生でも普通は恥ずかしくて出来ません。今は千葉で中学の
先生やってるそうです。しかも、英語教師!
脚注3:「本多」の人に聞くと、いまでもタレご飯を注文する人がたまにいる
そうです。キタムラタさんが今でも出没していると言うことか。
【城戸】
みなさん、とても貴重なアドバイス有り難うございます。
親子三人でうな丼一杯とシルメシ二杯注文するようにします。
それから、「おやき」ってのが、あの辺にあるはずだけど、おいしいのはどこですか?
誰か、マジメに答えてください。
きど
脚注:この後、おやきについてメールが飛び交ったのは言うまでもありません。
くだらないので、掲載するのやめときます。
(写真3) |
こうやって、店を確認して、久方ぶりに本多のウナギに再会してきました(写真3)。20数年前と変わらず、備長炭で焼かれたウナギは香ばしくって、タレも濃すぎず、脂ものって、とてもとても美味しかったですね。思い出しただけでもヨダレが出てきた。次回は、Kidoワイナリーのオータムカラーズ・セイベルあたりをこっそり持ち込んでいただきたいものです。
以上、城戸のこだわりについて紹介させていただきました。まだまだこだわる物があるのですが、いずれ紹介させていただきます。やっぱり、研究者、技術者にはこだわりがなくてはなりません。コレというこだわりのある方、ぜひご連絡お願いします。ホームページで紹介させていただきますので。
自然食品研究家
城戸淳二