有機材料システム研究科、山大が来春新設
山形大学は4日、現在の大学院理工学研究科から独立する形で、有機材料システム研究科を来年度に新設すると発表した。世界的に評価が高いとされる有機エレクトロニクスなどの教育・研究にあたる。
学生は博士前期課程65人、後期課程10人の予定。飯塚博工学部長・理工学研究科長は「企業との連携などでスピード感をもって対応することが可能になる」と狙いを語り、「基礎研究だけでなく、事業化などに意欲のある学生に来てもらいたい」と話した。
小山清人学長は「有機エレクトロニクスは、ナスカ研究とともに世界に誇れる成果を上げている。山形大のブランド力を高めることが重要だ」と話している。