11th China-Japan Joint Symposium on Conduction and Photoconduction in Organic Solids and Related Phenomena


笹部です。1日から中国吉林省長春のシンポジウム 11th China-Japan Joint Symposium on Conduction and Photoconduction in Organic Solids and Related Phenomena に来ています。山大からは1人です。

長春と言えば、現在有機薄膜太陽電池の共同研究を行っている、UCLA Yang Yang研の Dr Ziruo Hong (洪自若博士) が博士号を取得されたのが中国科学院長春光機研究所。これは縁がありそうです。

このシンポジウム、京大のK先生から頂いた説明では、「有機固体の伝導・光伝導とその関連現象(Conduction and Photoconduction in Organic Solids and Related Phenomena)を主題とするこのシンポジウムは、有機固体の電子物性を中心とした研究分野の日中交流を促進するため、井口洋夫博士(当時、分子科学研究所教授)と故銭人元博士(当時、中国科学院化学研究所長)とのそれまでの協議から、1983年に北京で第1回が開かれたもので、両国の組織委員会の合意により以来3年ごとに二国交互開催となり、日本での偶数回(1986, 1992, 1998, 2004年)は総て愛知県岡崎市(分子科学研究所)で、一方、1989, 1995, 2001, 2007年の奇数回は合肥、杭州、広州、北京で開催されております。」と30年の歴史がある由緒正しいシンポジウム。

今回は Changchun Latour Morgan Hotel で9月1日から3日までの間に74件のオーラル発表と52件のポスター発表があります。日本からは40名ほど。

初日夕刻からはレセプション。元城戸研PDで大出世してる華南理工大学 (South China University of Technology, SCUT) 教授、蘇仕健博士、城戸研のマスターを出て京大化研でドクターを取得、今年度から助教になられた福島助教らと歓談。健さん、合成部屋を新しくつくる、真空一貫の蒸着機を2台購入されたとかで、相変わらずのご活躍。さすがです。城戸研PD時代のように共同研究を進めよう、とのこと。心強いです。

移動ルートは、米沢7:37発つばさに乗り込み、成田まで。今回搭乗した成田ー長春直行便(CZ624, 13:25)は週に1便で2時間50分のフライト。ホテルまではタクシーで1時間。90RMB (1500円くらい)。途中、どこもかしこもマンションの建設ラッシュ。ちょっと粗いけど勢いがあります。

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日本と長春の時差はマイナス1時間。長春は中国の東北地区に位置していて、気温は現在、上23度、下10度程度。昼は快適、夜はジャケットが必要。