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城戸・笹部・千葉研究室

ラボニュース

2014年10月09日
ノーベル賞中村教授に山形大沸く (山形県)

日テレNEWSより

中村教授は省エネルギーで長寿命の青色LEDの開発、製品化の功績が評価され、7日、ノーベル物理学賞の受賞が決定した。中村教授は2011年4月からことし3月まで山形大学の特任教授を務め、有機エレクトロニクスの国際的な研究拠点の整備に向け助言を行っていた。

 

中村教授を山形大に招き入れ十年来の友人でもある城戸淳二教授は「受賞は時間の問題だと思っていた」と話し、祝福した。「やることが大胆。最初はだれも見向きもしていない研究でできる可能性は非常に低かった。でもそれを信じて突き進んでいった。男らしい研究者で、信念のある人」と話す。以前は徳島県の企業で研究を重ねていた中村教授。同じく地方で有機ELの研究を進める城戸教授は「田舎の環境が斬新な発想を生み、今回の受賞につながったのでは」と話した。「常識的なことをやっていてもこういった発明は生まれない。田舎では人と同じことをやっていても生き残れない。LEDの次は有機ELがきて将来的には有機ELとLEDがうまく使い分けられるような社会になるのではと思う」と語った。

 

山形を訪れた際には学生や市民に向けた講演も行ってた中村教授。実際に指導を受けた学生は「身近な先生がノーベル賞を獲ったことに感動した。有機ELの研究をしているが、今回は無機の青色LEDが受賞し、今後自分も研究して今度は有機で受賞することが出来たらうれしい」と話す。地方の研究に光が当たった今回の受賞は山形大の研究者や学生にも大きな刺激となったようだ。

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